会議議事録の要約から市場分析まで。AIを“道具”としてビジネスに組み込む3つの実践例を、今日から真似できる手順で紹介します。
目次
はじめに ─ “まず1か所にAIを差し込む”
- 「AIって大きな投資が必要そう…」という声をよく聞きます。
- でも実際は、既存フローの1ステップを置き換えるだけで ROI が見えます。
- この記事では、筆者が “小さく導入 → 効果検証” した3ケースをシェアします。
Case 1 会議議事録の自動要約
❶ 使うツール
- Google Meet(録音機能)
- Whisper API / Otter.ai(音声→文字起こし)
- ChatGPT(要約プロンプト)
❷ 実装ステップ
- 音声ファイルを Whisper にアップし、テキスト化
- ChatGPT に
箇条書き+次のアクション に要約してください
markdown
コピーする
編集する
と入力
- 出力を Notion に貼り付け → タスク管理と連携
❸ 効果
- 議事録作成時間:90%削減
- 決定事項が即タスク化 → 実行スピード向上
Case 2 競合・市場レポートの高速ドラフト
❶ 使うツール
- Perplexity(検索+引用付き回答)
- ChatGPT + Advanced Data Analysis
❷ 実装ステップ
- Perplexity で「
◯◯業界 直近トレンド 2024 Q1
」検索 → ソース URL 取得 - ChatGPT に
【資料用途】競合比較表をMarkdownで作成。参考URLは…
yaml
コピーする
編集する
- 出力を Google スプレッドシートに貼り付け → グラフ自動生成
❸ 効果
- ドラフト作成時間 3時間 → 30分
- 引用 URL 付きでファクトチェックが容易
Case 3 多国籍チーム向けリアルタイム翻訳メモ
❶ 使うツール
- DeepL for Mac(ショートカット即翻訳)
- Slack ワークフロー + GPT-4 翻訳ボット
❷ 実装ステップ
- 日本語 Slack 投稿をボットがキャッチ
- GPT-4 に professional + friendly トーンで英訳させる
- 翻訳結果をスレッド返信 → 読み手にワンクリックで届く
❸ 効果
- 「訳す→貼る」の手間ゼロ
- ニュアンス違いの誤解を防止、コミュニケーションロス大幅減
今日から始めるチェックリスト
- [ ] 既存フローを書き出し、時間がかかる単純作業に★マーク
- [ ] その工程を 文字起こし/翻訳/要約 いずれかで置き換えられないか検討
- [ ] まず1週間、手元で試し 効果を数字でメモ
- [ ] 成果が見えたらチームに共有 → フィードバックをもらう
おわりに ─ AI導入は “習慣化” がカギ
ツールありきではなく「作業 → 思考 → 決定」のサイクルのどこに効くかを意識。
次回は 「プロンプトの型化」で再現性を上げる方法 を紹介予定です。お楽しみに!
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