「良い上司」とは挑戦者である──トランプ氏の最新プロジェクトに学ぶリーダー像

「良い上司」とは挑戦者である──トランプ氏の最新プロジェクトに学ぶリーダー像

目次

はじめに

あなたはどんな上司の下で働きたいですか?
指示待ちでリスクを避ける人より、たとえ批判を浴びても新しいことに挑戦し続ける人──多くのビジネスパーソンが後者を望むのではないでしょうか。本稿では、賛否両論渦巻く米国第45代・47代大統領 ドナルド・トランプ 氏の最近の取り組みを題材に、「挑戦する上司」の価値を考えます。

トランプ氏の最新プロジェクト 3 連発

  1. Truth Social の運営企業を株式上場
    2025 年 3 月、SNS Truth Social を手がける Trump Media & Technology Group が米国の新興取引所 NYSE Texas への上場を発表。ナスダック上場と合わせ、ソーシャル領域での挑戦を継続しています。
  2. NFT・暗号資産ビジネスへの拡大
    2024 年夏には自身の写真やイラストをあしらった 99 ドル のデジタルトレーディングカード(NFT)第 4 弾をリリース。2025 年 4 月には、ミームコイン $TRUMP の大口保有者を招くガラディナーを開催予定と発表し、暗号資産コミュニティの注目を集めました。
  3. 不動産王としての“原点回帰”
    2025 年 1 月、トランプ・オーガニゼーションがワシントン D.C. の旧トランプ・インターナショナルホテル(現ウォルドーフ・アストリア)を 3 億ドル規模 で買い戻す交渉に入ったと報道。政治家でありながらも、本業の不動産への再挑戦を続けています。

賛否両論──でも「動く人」は目立つ

上記のプロジェクトはいずれも高リスク・高リターン。株価の乱高下や利益相反への懸念など、批判が絶えません。それでも氏が次々と新規事業を立ち上げるのは、「自ら機会を創り出し、機会によって自らを変える」(ドラッカー) という経営者マインドの体現と言えます。

「挑戦する上司」の 3 つのメリット

  • ビジョンを示す:未知の領域に飛び込む姿勢は、チームに明確な未来像とモチベーションを与える。
  • 学習サイクルを高速化:挑戦 → 失敗 → 学びという短い PDCA が回ることで、組織全体の成長速度が上がる。
  • 心理的安全性を醸成:リーダー自身が批判を恐れず行動することで、部下も提案や失敗を共有しやすくなる。

「何もしない上司」より「叩かれても動く上司」

もちろん、リスク管理や倫理的配慮は欠かせません。しかし、変化の激しい今、行動しないこと自体が最大のリスクとなり得ます。部下の立場から見れば、多少の失敗があっても新しい挑戦から得られる学びやチャンスの方が大きいのです。

まとめ

トランプ氏のプロジェクトは極端な例かもしれません。ただ、賛否を超えて学べるのは「挑戦し続けるリーダーこそが組織を前進させる」という事実。あなたが次に上司を選べる立場になったときは、動く人の下につく──それがキャリアを加速させる近道かもしれません。


参考リンク

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

実務戦略家 / バナナ戦略担当

コメント

コメントする

目次